子供撮影を難しく感じていた遠い日の私の話
見た目はボーイッシュではなく・・・男だよね?と最近真面目に言われる率が高くなりつつありますが・・・笑
頭脳はポムポムプリンやピカチュウが大好きな乙女脳(と言われます)
Photoletter itsumo ターナーこと諏訪です
これ、今の私のスマホの待ち受け画面ウェブでの拾い物ですが、めちゃくちゃ可愛い
よく、このお仕事をしていると、聞かれることがあります。
「子供を撮影するって、難しくない?」
「難しいよ~それはさ~」(笑)と笑い飛ばしますが。難しさはそこには感じていないんです。今は。
ですが、過去最初にぶつかった壁はそれでした。
「子供撮影難しい~!てか、子供分からない~!!!」と。(今だから言える)
といっても、お金を頂いて仕事として撮影をすること自体、難易度はそれはそれは高いと思います。
その難易度は何を写すフォトグラファーなのかによって異なります。
報道撮影、スポーツ、ジュエリー、小物、料理、ライブやコンサート撮影などなど・・・。
まずは、自分が何を撮影しているのかを知り上手く撮影を為に、まずその「何を」の部分を知る必要があります。
そもそも結婚式の相場もいまいちわからなかった時代に購入してたゼクシィ
ブライダルフォトグラファー一本だった時代にお世話になりました
サッカー選手の試合風景を撮影するなら、まずはサッカーというスポーツのルールを知る事。
ジュエリーアクセサリーの撮影なら、使われている素材によって見せ方も変えないと引き立たせられない。
そうか!そうだよな!と思った10年前の私は「子供」を知るために・・・
たまごクラブ・ひよこクラブ を買い、
子育て本を読み漁り、
トイザらスへ足を運び流行りを調べたりしていました。
当時、リアルにハマり、号泣したハートキャッチ
「お前の罪を数える・・・」と言いながらフードをかぶりつつ撮影をした日もありました(笑)
そんな感じの事を繰り返し、自分の中にマニュアルを叩き込みました。
だけど・・・これがね・・・確かにそうなんだけど。その通りなんだけど。。。
本に書いてあることが、目の前で起こらないのが・・・ずばり「子供撮影」!!!(笑)
なのだという事にすぐに現場で気づかされました。
1歳の赤ちゃんは~で、~遊びが上手になって~こんな感じですよ~!と本に書いてあったはずなんだけど。
今、私の目の前にいるこの子は・・・ん?めっちゃ歩いているよ?いない・いないBarが通用しないよ?
3歳の女の子は~遊びが好きになり、~を始めるようになるよ。と聞けば、そうだ。プリキュアだ!と思ってても。
今、私の目の前にいるこの子は・・・ん?ディズニープリンセスじゃなくて、機関車トーマスのお洋服を着てるよ?
まだまだ、身も心も若かった10年前の私。なので、最初はそれらの現実に対して「難しい~」と悩んでいました。
どうしたら、自分の話を聞いてもらえるのだろうとか。
どうしたら、この素早い動きを止められるのだろうかとか。
つまり、あまりよくない言い方をすると「どうしたら言う事を聞かせることが出来るのだろうか」という事だけにフォーカスを当ててました。
ですが、やっぱり現場で気づきました。
頭に叩き込んだそれらのマニュアルは、知識としては大切。
だけど、あくまで、「こういう傾向が多くなるよ」という統計学だけの話なわけで。
男の子らしい遊びとか。
女の子らしい遊びとか。
そうじゃなくて、「今」のこの瞬間のこの子たちを私は「知ろう」としなかっただけなのだと。
言う事を聞かせる前に、じゃあ自分は、小さな彼らの主張を聞こうとしていたのかと。(喝)
大人っぽいお姉さんみたいなお洋服で撮影したい女の子にドレスの衣装しか見せていなかったんじゃないかとか
本当は可愛いものが好きなのに、「そのお人形さんは可愛すぎるから辞めようか」とか言ってたんじゃないかとか
あれ?話聞いてくれていない?と感じさせているのに、「じゃあ、ニコニコしてみて~♪可愛いお顔見せて~♪」だなんて・・・
勝手すぎるだろ、私(大人)と(笑)
ハイハイが上手になります、は知識で、目の前にいる現実のこの子はまだ、ハイハイも始めていませんとか。
アンパンマンが好きでしょう、は予測で、目の前にいる現実のこの子は、アンパンマンはテレビで見たことがなくてとか。
だから、またそのたびに、教えて欲しいなと思えること。
そのたびに、また「そうだったんだ~」って新しい発見を楽しめること。
難しさではなく、発見を楽しむ事。
難しさを感じた瞬間にまた新しい世界を知る機会だと思えるようになった今だからこそ気づけた今回の気づきでした。
まとめると。
難しいと感じるか、なるほど、面白いねと感じるか。
目の前で起こっている出来事をどう感じることが出来るのか。
自分次第!・・・というよりもその時の自分の器の大きさや視野の広さ、心の余裕、知識と経験の量によって異なる。
難しいな~・・・ああ~・・・も~・・・と頭を抱えてしまいたくなる時は。
気分を変えて、何もしない日を互いに作りましょう(そして、マイホーム(こたつ)に帰還する私)
そんな話も満載な・・・セミナーやります
魅力的な子供写真・家族写真を撮影するための秘訣
~テンポよく効率的に物語性の高い写真を撮影する方法~
2019年3月13日 東京都都内で開催(場所はまだ未定ですが、東京都内予定)
第二回目講座開催&まだ空きがあります(残3人くらい)
良かったら今回は追加という事で少人数でやる予定なので沢山、お互いの意見交換、話が出来るような時間を作れたらと思います
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